2021年02月12日

今週の注目感染症 令和3年・5週(2月1日~2月7日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が8例ありました。
      そのうち3例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が奥州地区から1例ありました。
 患者は90歳代の女性です。
・水痘(入院例)の報告が一関地区から1例ありました。
 患者は20歳代の男性です。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、盛岡市で前週より減少し、奥州地区で増加しました。
 ノロウイルスによる保育所での集団発生は1月以降、8件報告されています。
 例年、1~3月は患者数が横ばいの傾向にあるため、集団生活を営む施設では引き続き注意が必要です。
 石けんと流水による手洗いと、塩素系薬剤を用いた吐物や便の適切な処理が重要です。
・RSウイルス感染症は、例年同時期よりも3週続けて多い報告でした。
 例年は流行が終息していく時期ですが今シーズンは遅く流行が始りました。
 初感染の乳幼児や高齢者は重症化することがあり、注意が必要です。
・溶連菌咽頭炎は前週より増加し、盛岡市と中部地区で多くなっています。
 主な感染経路は接触感染で、手洗いやうがい、患者との濃厚接触を避けることが重要です。
〇指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、2月1日から7日までの1週間に18例の報告がありました。
 マスクは正しく着用し、飲食の際も会話時のマスクを徹底することが大切です。

  岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年2月13日更新)