2021年03月26日

今週の注目感染症 令和3年・第11週(3月15日~3月21日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が1例ありました。
3類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が大船渡地区から1例ありました。患者は70歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、二戸地区を中心に前週より増加しました。
この週はほぼ全ての地区から報告があり、全県での流行が懸念されます。
2歳までに1度は感染しますが、その後何度も感染します。
感染経路は飛沫接触感染で、大半は風邪様症状で軽症ですが、初感染の乳幼児や高齢者は肺炎や細気管支炎により入院することもあります。
・感染性胃腸炎は、例年よりも少ない報告ですが、集団感染事例の報告が続いており、依然注意が必要です。
また、胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、手洗いは石けんと流水で行うことが重要です。
1回の手洗いでウイルス量は1万分の1に、2回で100万分の1程度になります。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、3月15日から21日までの1週間に23例の報告がありました。
年度末や年度初めは、人の移動や集まる機会が多くなります。
特にリスクの高い会食には十分な対策が必要です。
また、仕事や帰省等の目的を問わず、来県される方は、それまでいた地域の要請を来県後2週間継続を。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年3月26日更新)