2021年02月26日
今週の注目感染症 令和3年・7週(2月15日~2月21日)
1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が9例ありました。
そのうち6例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、前週より増加しました。
県央地区では定点あたり患者数5人を超えたほか、宮古地区でも増加しました。
今年度は、秋ではなく冬に流行しています。大半は風邪様症状で軽症ですが、初感染の乳幼児や高齢者は、細気管支炎や肺炎など重症化しやすいので、今後も注意が必要です。
・感染性胃腸炎は、アストロウイルスによる保育所での集団発生が盛岡市で1例ありました。
胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、手洗いは石けんと流水で行うこと、患者の吐物や便の処理はマスクやガウンを着用のうえ塩素系薬剤を用いることが重要です。
・3月1日から3月7日は「子ども予防接種週間」です。
過去には死亡したり障害の原因となっていた感染症も、ワクチンにより罹患や重症化を予防することができます。
また、高い接種率を維持することで社会での流行を防いでいます。
この機会に接種もれがないか、母子手帳の確認を。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、2月15日から21日までの1週間に29例の報告がありました。
岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
>>詳細はこちら
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
(@iwatevscovid19)ID検索またはQRコードから友達追加
【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年2月26日更新)