2021年03月19日

今週の注目感染症 令和3年・10週(3月8日~3月14日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が3例ありました。
      そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・水痘(入院例)の報告が県央地区から1例ありました。
 患者は20歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、盛岡市と大船渡地区で患者数が多い状態が続いています。
 ノロウイルスによる保育所での集団感染事例は、3月に入り全県で6例の報告がありました。
 例年、春にはロタウイルスが流行することから、保育所をはじめとした集団生活を営む施設では、引き続き注意が必要です。
・RSウイルス感染症は、患者数が多い状態が続いています。
 珍しく、この時期に流行しています。2歳までに1度は感染しますが、何度も感染します。
 大半は風邪様症状で軽症ですが、初感染の乳幼児や高齢者は肺炎や細気管支炎により入院することもあります。
・水痘(みずぼうそう)は、大船渡地区で警報値(定点あたり患者数2人)を超えたほか、県央地区で入院例の報告がありました。
 水痘は、小児に好発する予後良好な発熱発疹性疾患ですが、成人で重症化しやすくなっています。
 予防にはワクチン接種が有効で、平成26年に定期接種の対象となってから患者数は減少傾向にあります。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、3月8日から14日までの1週間に10例の報告がありました。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年3月19日更新)