2019年09月27日
今週の注目感染症 令和元年・38週(9月16日~9月22日)
1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。潜在性結核の報告はありませんでした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が宮古地区から1例ありました。患者は40歳代の女性 です。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が盛岡市から1例ありました。患者は80歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が大船渡地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。
・後天性免疫不全症候群の報告が盛岡市から1例ありました。患者は40歳代の男性です。
・百日咳の報告が二戸地区から1例ありました。患者は0歳の女児です。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、前週より増加し、釜石、中部、県央、宮古地区で報告が多くなっていま す。
年齢層別では、2歳以下の患者が約9割を占めています。
初感染の乳幼児には、細気管支炎 や肺炎を引き起こすことがあるので注意が必要です。
感染経路は飛沫及び接触感染で、咳エチケットと手洗いの励行が重要です。
・手足口病は、前週より減少しましたが、釜石地区で警報値(定点当たり患者数5人)を超えました。
原因となるウイルスは複数あるので、数回かかることがあります。
予防には、患者との濃厚 接触やタオルの共用を避け、手洗いを励行することが重要です。
・インフルエンザは、前週より減少しましたが、県内6地区から患者の報告がありました。
また、 奥州地区では学校等休業措置の報告が1件あり、例年よりも早期に流行入りすることも考えられます。
症状がある場合は、周囲へ感染を広げないようマスクを着用のうえ、早めの受診を。
【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年9月27日更新)