2021年08月20日
今週の注目感染症 令和3年・第32週(8月9日~8月15日)
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が二戸地区から1例、盛岡市から4例ありました。
腹痛や下痢、血便が主な症状ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
食品を介して感染することがあるので、手洗い(特に用便後)の励行に加え、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)
が重要です。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が1例ありました。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、夏季に幼児を中心に流行するウイルス性疾患で、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は速やかに受診しましょう。
・RSウイルス感染症は、全国で流行が続いています。
症状は、風邪症状から重症の細気管支炎や肺炎など様々で、特に乳幼児と高齢者は重症化しやすいです。
予防には、手洗いと咳エチケットが大切です。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は275人の新規患者報告があり、最多を更新しました。
県は「岩手緊急事態宣言」に基づき、不要不急の外出や都道府県をまたぐ移動、家族の受け入れは原則中止または延期することを県民に要請しています。
ワクチン接種の有無に関わらず、適切な方法(鼻にフィットさせる)でマスク着用を徹底し、3密に限らず1つの密でも避けることが重要です。
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年8月20日更新)