2021年07月10日

今週の注目感染症 令和3年・第26週(6月28日~7月4日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が奥州地区から1例、宮古地区から2例ありました。
 今年累計で6例となります。
 主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
 食品を介して感染することがあるので、手洗い(特に用便後)の励行に加え、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、全国で報告数の増加が続いています。
 乳幼児や高齢者は細気管支炎や肺炎などを引き起こすことがあるので、今後も注意が必要です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、県環境保健研究センターのウイルス検査において、感染力が強いと言われているデルタ株の可能性のある変異株を検出しました。
 感染のリスクが高まっていることから東京五輪大会と夏休みに旅行や帰省を計画している人は、今一度、感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、発熱などの体調不良時には早期に医療機関を受診しましょう。
 常時マスクの着用、手洗い、手指消毒の励行、三密(一つの密でも)の回避に努めましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年7月10日更新)