2021年04月23日
今週の注目感染症 令和3年・第15週(4月12日~4月18日)
1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の患者の報告が4例ありました。
3類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症
・つつが虫病の報告が今年初めて県内でありました。
本疾患は、ツツガムシ(ダニの一種)の幼虫に刺されて感染します。
これから山や田畑に出かける機会が増えますが、肌の露出を少なくする、ディート含有の虫よけ剤を使う、帰宅後入浴してダニを洗い流すなどの対策が重要です。
また、発熱、発疹、頭痛等の症状が出た場合には早めに受診をしましょう。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が2例ありました。
患者は70代の男性が1例、60代の男性が1例です。
・梅毒の報告が3例ありました。
患者は30歳代の男性が2例、50代の男性が1例です。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、ノロウイルスによる集団感染事例の報告が、認定こども園等から4例ありました。
石けんと流水による手洗い、患者の吐物や便は塩素系薬剤による処理が重要です。
・RSウイルス感染症は、例年より多い状況が続いています。
ウイルスが付着した手指などを介して感染するので、手洗いや咳エチケットによる予防が大切です。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は20人の患者報告がありました。
3密の回避、会話時のマスクの着用、手洗いなどの基本的な感染予防対策が重要です。
岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年4月23日更新)