2021年08月06日

今週の注目感染症 令和3年・第30週(7月26日~8月1日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が4例ありました。
 そのうち3例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が県央地区から1例、宮古地区から1例、盛岡市から1例ありました。
 主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
 食品を介して感染することがあるので、手洗い(特に用便後)の励行に加え、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、夏季に幼児を中心に流行し、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
 稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は速やかに受診しましょう。
・RSウイルス感染症は、全国で流行が続いています。
 乳幼児や高齢者は細気管支炎や肺炎などを引き起こすことがあります。
 予防には、手洗いに加えて咳エチケットが大切です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は102人の患者報告がありました。
 全国の新規患者数は1日1万人を超え、これまでに経験のない感染拡大が続いています。
 県は「岩手警戒宣言」に基づき、お盆休みや夏季休暇の期間を含む8月末まで都道府県をまたぐ不要不急の帰省や旅行を原則中止または延期するよう県民に要請しています。
 また、ワクチン接種の有無に関わらず、適切な方法(鼻にフィットさせる)でマスクを着用し、3密に限らず1つの密でも避けることが重要です。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年8月6日更新)