2017年12月04日

今週の注目感染症 平成29年・47週(11月20日~11月26日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

2類感染症
・結核の報告が3例ありました。このうち潜在性結核感染症の報告は1例です。

3類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは増加が続いているので注意が必要です。
 年齢別では今シーズンこれまで4歳以下の割合が多くなっていましたが、この週は60歳以上の割合が増加しています。
 帰宅後の手洗いやワクチン接種、体調管理による予防が重要です。
 ワクチンは接種後効果が現れるまで2週間程度かかることから、早めの接種が勧められます。
 ワクチン接種を希望する方は医療機関へお問い合わせください。

・溶連菌咽頭炎は盛岡市で警報値(定点当たり患者数8人)を超えました。
 発熱や全身倦怠感、咽頭痛のほか、肺炎や腎炎などの合併症を引き起こすこともあります。
 症状がある場合はマスクを着用して感染拡大を防ぐこと、患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいを励行することが重要です。

・感染性胃腸炎は奥州地区で多くなっています。
 保育所や老人福祉施設など集団生活を営む施設では、手洗いや患者の吐物や便の処理方法など、感染予防対策の再確認が重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成29年12月1日更新)