2021年01月08日
今週の注目感染症 令和2年・52週(12月21日~12月27日)
1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が3例ありました。
3例とも潜在性結核感染症でした。
3類感染症・腸管出血性大腸菌感染症の報告が二戸地区から1例ありました。
患者は60歳代の女性です。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、奥州地区を中心に前週より増加しました。
症状は風邪様から肺炎まで様々ですが、初感染の乳幼児や高齢者は重症化しやすいので注意が必要です。
例年、8月頃から秋にかけて流行しますが、今年度は11月から患者数が増加傾向にあり、保育所等で今後の拡大が懸念されます。
・インフルエンザは、4週続けて報告がありませんでした。
例年、12月頃に流行入り(定点あたり患者数1人超)しますが、今シーズン、全国的に流行の兆しは見られていません。
・冬休みが終わり、学校等の集団生活が再開されると感染症流行の可能性が高まります。
特にノロウイルスなどによるウイルス性胃腸炎は、感染力が強く、アルコール系消毒薬が効きにくいので注意が必要です。
指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、令和2年は389例の報告があり、ほとんどの事例で患者との接触がありました。
年末年始に会食や来客、県外との往来があった人は、毎日の体調や行動の記録を。
岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年1月7日更新)