2021年09月17日
今週の注目感染症 令和3年・第36週(9月6日~9月12日)
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が宮古地区から2例、二戸地区から8例、盛岡市から1例ありました。
腹痛や下痢、血便が主な症状ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
食品を介して感染することがあるので、手洗い(特に用便後)の励行と食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が1例ありました。
・梅毒の報告が1例ありました。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、県央、奥州地区及び盛岡市で警報値(定点あたり患者数5人)を超えました。
本疾患は、夏季に4歳位までの幼児を中心に流行し、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
手洗いは十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は、速やかに受診しましょう。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は148人の新規患者報告がありました。
前週比で大きく減少しましたが、職場、飲食店、教育機関等でクラスターの発生が確認されています。
ワクチン接種後も適正なマスクの着用と、3密の回避により、感染対策の継続をしましょう。
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年9月17日更新)