2018年04月27日

今週の注目感染症 平成30年・16週(4月16日~4月22日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が6例ありました。6例とも潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患) ・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、前週より増加し、県央、釜石及び宮古地区では注意報値(定点当たり患者数10人)を超えました。
新学期に入り、学校等閉鎖措置が多く報告されています。
予防には手洗いの徹底と咳エチケットが重要です。
・感染性胃腸炎は、盛岡地区の保育園においてサポウイルス、二戸地区の保育園においてノロウイルスの集団感染事例の報告がありました。
食べ物に触れる前やトイレの後の十分な手洗いや、患者の吐物や便は塩素系薬剤を使用して適切に処理することが重要です。
・溶連菌咽頭炎は、二戸地区で患者が増加し、2週続けて警報値(同8人)を超えています。
・大型連休中に海外旅行を計画している方は、海外で感染症にかからないために、正しい知識や予防法を身に付ける必要があります。
旅行前に、厚労省検疫所や外務省の海外安全ホームページなどで渡航先の情報の確認を。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年4月27日更新)