令和3年・34週
～手足口病、ヘルパンギーナ、
新型インフルエンザ等感染症～

今週の注目感染症 令和3年・第34週（8月23日～8月29日）

１類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
２類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
３類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が一関地区から1例、宮古地区から1例、二戸地区から2例ありました。
　腹痛や下痢、血便が主な症状ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
　食品を食品を介して感染することがあるので、手洗い（特に用便後）の励行に加え、食中毒予防の3原則（菌をつけない、増やさない、やっつける）が重要です。
４類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
５類感染症（全数把握対象疾患）
・梅毒の報告が1例ありました。

５類感染症（定点把握対象疾患）
・手足口病は、盛岡市で警報値（定点あたり患者数5人）を超えました。
　乳幼児は、口内の発疹により水分を摂取しにくくなるので、脱水に注意が必要です。
　稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は速やかに受診しましょう。
　手洗いは流水と石鹸で十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
・ヘルパンギーナは、38℃以上の発熱と喉の痛み、口内に現れる水疱性の発疹を主症状とするウイルス感染症です。
　患者との濃厚接触を避け、手洗いとうがいで予防しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は268人の新規患者報告がありました。
　職場、飲食店、スポーツ施設、教育機関等でのクラスターが発生し、関連する家族あるいは家族間での感染連鎖が継続的に確認されて
います。
　ワクチン接種の有無に関わらず、適切な方法（鼻にフィットさせる）でマスク着用を徹底し、3密に限らず1つの密でも避けることが重要です。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年9月3日更新）