2021年08月27日

今週の注目感染症 令和3年・第33週(8月16日~8月22日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
 潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が中部地区から2例ありました。
 腹痛や下痢、血便が主な症状ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
 食品を介して感染することがあるので、手洗い(特に用便後)の励行に加え、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・破傷風の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、夏季に幼児を中心に流行するウイルス性疾患で、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
 稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は速やかに受診しましょう。
 手洗いは流水と石鹸で十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
・溶連菌咽頭炎は、主な症状は発熱、全身倦怠感、咽頭痛で、急性腎不全を併発することもあります。
 手洗いとうがいの励行、患者との濃厚接触を避け、処方された薬は飲みきることが重要です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は247人の新規患者報告がありました。
 県は「岩手緊急事態宣言」に基づき、不要不急の外出や都道府県をまたぐ移動、家族の受け入れは原則中止または延期することを県民に
要請しています。
 ワクチン接種の有無に関わらず、適切な方法(鼻にフィットさせる)でマスク着用を徹底し、3密に限らず1つの密でも避けることが重要です。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年8月27日更新)