2021年05月21日

今週の注目感染症 令和3年・第19週(5月10日~5月16日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が4例ありました。
      そのうち1例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症・つつが虫病の報告が、県央地区より1例ありました。
      今年2例目となります。本疾患は、ツツガムシ(ダニの一種)の幼虫に刺されて感染します。
      山や田畑に出かける際には、肌の露出を少なくする、ディート含有の虫よけ剤を使う、帰宅後は入浴してダニを洗い流すなどの対策が重要です。
      また、発熱、発疹、頭痛等の症状が出た場合には早めに受診しましょう。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、例年冬季だけでなく、この時期にも報告が多くなるため注意が必要です。
 予防には、石けんと流水による手洗い、患者の吐物や便は塩素系薬剤による処理が重要です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は137人の患者報告がありました。
 社会福祉施設等でのクラスターの他に、感染拡大地域からの来県者との接触や会食、職場の休憩室での会話などに起因する感染事例も確認さ
れています。
 3密の回避、手洗いや常時マスクの着用などの基本的な感染予防対策が重要です。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年5月21日更新)