2021年03月12日
今週の注目感染症 令和3年・9週(3月1日～3月7日)
１類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
２類感染症・結核の報告が2例ありました。
３類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
４類感染症・Ｅ型肝炎の報告が盛岡市から1例ありました。
患者は60歳代の男性です。
５類感染症（全数把握対象疾患）
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が釜石地区から1例ありました。
患者は70歳代の男性です。
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が県央地区から1例ありました。
患者は80歳代の男性です。
・百日咳の報告が盛岡市から1例ありました。
患者は40歳代の女性です。
５類感染症（定点把握対象疾患）
・RSウイルス感染症は、RSウイルス感染症は、県央、中部、および奥州地区で増加しました。
特に県央地区では6週にわたり増加が続いています。
この時期には珍しく、大きな患者数の増加がみられています。
大半は風邪様症状で軽症ですが、初感染の乳幼児や高齢者は、肺炎や細気管支炎により入院することもあります。
感染経路は飛沫及び接触感染で、基本的な予防対策のほか、患者は乳幼児に多いので、おもちゃの消毒も効果的です。
・感染性胃腸炎は、前週より増加し、盛岡市で定点あたり患者数10人を超えました。
1月以降、ノロウイルスによる保育所での集団発生は、13例中8例が盛岡市です。
患者の吐物や便には大量のウイルスが含まれているので、処理の際には、使い捨て手袋、マスクやガウンで感染防御のうえ、塩素系薬剤を用いて汚染を広げないことが重要です。
・インフルエンザは、今シーズンの定点医療機関からの報告はほとんどなく、流行の兆しはみられていません。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、3月1日から8日までの1週間に1例の報告がありました。
岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
>>詳細はこちら
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
（@iwatevscovid19）ID検索またはQRコードから友達追加
【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年3月12日更新）