2021年09月27日
今週の注目感染症 令和3年・第37週(9月13日~9月19日)
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が4例ありました。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、前週より減少しましたが、県央、奥州地区及び盛岡市で警報値(定点あたり患者数5人)を超えました。
本疾患は、夏季に4歳位までの幼児を中心に流行し、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
手洗いは十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は、速やかに受診しましょう。
・RSウイルス感染症は、例年、秋から冬にかけて流行します。
症状は風邪症状から重症の細気管支炎や肺炎など様々ですが、乳幼児と高齢者は重症化しやすい傾向にあります。
感染経路は飛沫及び接触感染で、予防には咳エチケットと手洗いの励行が重要です。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は68人の新規患者報告がありました。
2週連続で報告数が大きく減少しましたが、スポーツ活動、飲食店、職場、教育・保育施設等でクラスターの発生、県外の患者との接触による感染事例が確認されています。
一方で、ワクチン接種が進んでいます。
ワクチンには、発症や重症化を予防する効果が確認されていますが、接種後でも感染することがあるので、マスク着用や3密回避等の基本的な感染予防対策を継続しましょう。
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年9月25日更新)