2021年02月22日

今週の注目感染症 令和3年・6週(2月8日~2月14日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が3例ありました。
      そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症・レジオネラ症の報告が盛岡市から1例ありました。
      患者は80歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が盛岡市から1例ありました。
 患者は70歳代の男性です。
・百日咳の報告が盛岡市から1例ありました。
 患者は20歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、盛岡市、県央および中部地区で増加しました。
 今シーズンは流行が遅く始まったので、例年の同時期よりも多くなっています。
 ほとんどが2歳までに初感染し、生涯何度も感染します。
 大半は風邪様症状で軽症ですが、初感染の乳幼児や高齢者は、細気管支炎や肺炎など重症化しやすいので注意が必要です。
・感染性胃腸炎は、前週より減少しました。
 1月以降、ノロウイルスによる保育所での集団発生が相次いだので、集団生活を営む施設では依然注意が必要です。
 また、胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、手洗いは石けんと流水で行うことが重要です。
 1回の手洗いでウイルス量は1万分の1に、2回で100万分の1程度になります。
・突発性発疹は、突然の高熱と解熱前後の発疹を特徴とする乳幼児の予後良好の疾患で通年発生があります。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、2月8日から14日までの1週間に10例の報告がありました。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年2月19日更新)